公園散歩

2021年3月15日(はれ)

 

「公園散歩」

 

週2回、妻が福祉会館にリハビリに通ている,

時間は午後1時半から3時半までの2時間である。

通い始めてから10年以上続いている。

その送り迎えを私はおこなっている。

そして、妻のリハビリが終わるまで、福祉会館の近くの公園を散歩するか、

近くのゴルフ練習場で練習するのが常になている。

 

この日は、春の訪れを感じるなかで、風が冷たく、どんよりした

曇り空であった。

いつものように、公園の入り口から入ってくと、河津桜だと思うが、

濃いピンク色した桜が咲き、満開に近い状態であった。

その中に、薄いピンク色桜が咲き始めていた。

 

春の訪れ。そんなことを思う人達だろうかいつもより公園を歩く人の

数が多かった。

公園の入ってすぐの場所に、バーべキュウを楽しむ場所があるが、

このコロナ禍の緊急事態宣言が出ているためか、周りはロープが張られ使用禁止

その先のテニス場では、元気にテニスを楽しむ人達が汗を流していた

 

公園内では、砂場で子供を遊ばせている親子ずれ、ベンチで読書する人、

咲き始めている草花の写真を撮る人、健康のたウオーキングする高齢者など

冬に比べ、人は多くなってきた。

公園を訪れる人の様子には、これから満開を迎える「桜」にコロナ禍の

長いトンネルを抜け出すことに心を込めている様に私には見えた。

春の訪れは必ず来るだろうし、桜も必ず満開を迎えるであろうが、

コロナ禍での人の心の満開は先になりそうである。

公園を訪れる人の動作も曇り空と同じに重くかんじられる。

 

                         終わり

 

 

公園を訪れる人などコロナ禍の長いトンネルから抜け出したいと、これから満開に向かう桜に心を寄せて