夏が終わり秋の気配
2021年9月4日(土)あめ
窓の外はどんよりとした空で小雨が降っている。夏がおわり急に涼しくなり
蝉の声が、秋の虫の声に変わってきた。
今日、ベランダを掃除していたら、物かげから蝉の亡き骸が3匹見つかった。
3匹ともに羽のある方を後ろにして、腹を上に向けていた。
最近、歳を重ねると共に、生きるということの大事さを感じるようなり、
道草の花々や生きる物への生命の愛おしいを感じるよになった。
毎年、夏になると蝉が我が家を訪れる。私の住む家は、マンションの5回で
前に欅の木が多い茂ているためか、夜になると明かりを求めて蝉が来る。
網戸につかまりながら鳴く蝉、ベランダにぬぎすてたサンダルにつかまりながら
鳴く蝉などそれぞれであるが、時折、窓にぶつかり脳震盪をおこしたのか、
羽のある方を下に腹を上にしている蝉がいる。
それを、見つけては拾い、ベランダの外に放り投げると、羽ばたきしながら飛んでいく
その姿は、助けてくれてありがとうと言っているようで喜びを体に表して飛んでいく。
蝉は、羽の方を下にすると、自力では体制を取り戻すことができないのか放置しておくと、命が尽きてしまうようである。
今年は、5匹ほど拾い上げて命を救ってあげたが、今日ベランダの物陰で3匹の
蝉の亡骸を見て、気が付かなかったことを残念に思った。
来年は、もっと注意を払うことにしよう。
以上