今年は蝉を何匹か帰せるかな

2020年9月24日(木)曇り

 

すっかり涼しくなり、夏の蝉の鳴き声も、秋の虫の鳴き声に変わってきた。

新型コロナの影響もあるのか、いつもの秋への移り変わりよりも静かで重く感じられる。

 

最近、夏が近づくと、今年は蝉を何匹帰せるかなと思うようになった。、。

というのは、私はマンションの5階に住んでいて、窓からはケヤキの木やその他の樹目が夏になると緑一杯になる。そんなことからか、夏になると蝉がベランダに飛び込んでくる。特に夜、窓の明かりを求めてか蝉が来ることが多い。 、

 

ベランダに飛び込んできた蝉のうち網戸などに止まている蝉は、そのうち姿を消すが

窓ガラスにぶつかった蝉は、どうやら脳しんとうでも起こすのか、腹を上に向けているのがいる。そしてじっと動かず体力を養って飛び立とうとしているように見えるが

どうやら私が思うに、腹を上に向けていると上手く飛ぶこちが出来ないのだと思う。

 

そんな腹を上に向けている蝉をベランダ見つけると、そっと塵取りに蝉を乗せベランダの外へ放り出す。すると蝉は大きく羽ばたいて樹木に向かっていく。その蝉の飛ぶ姿は体中喜びを表している様に見える。

 

そんなことで、私は蝉を帰せると自分なりに言っている。腹を上に向けたま寿命が尽きてしまっている蝉もいる。私が気が付くのが遅かったのか、やはりそれは蝉の運命なのだろう。

昨年は6匹の蝉を帰せた。その前の年もそのくらいの数は帰せた。

今年は2匹であった。命が途絶えた蝉は1匹であった。

今年はベランダに来る蝉が少なかった。

                              おわり