兎角この世は住みにくい

2020年7月」18日(土)雨

 

確か夏目漱石の「草枕」の冒頭の文章だと思うが、「知に働けば角が立つ、情けに竿させば流される、兎角この世は住みにくい」といくだりがあるが、最近の私のゴルフがこのような調子である。

 

というのは、3年まえから「バックスグ」時に腕が上がらないという俗にいう「イップス病」にかかり、それ以来ゴルフのスコアはまとまらず、会社の中でもゴルフが上手いといわれていたが、加齢もあるがゴルフが下手の部類に入ってしまった。

そもそも「イップス病」になった要因は単純にゴルフのプレイを早めようとしたため

で、長年培ってきたゴルフのリズムが狂ったからである。

 

この様にゴルフのスコアーが悪くなると、最近同伴者から親切心からだと思うが、ボールの位置が悪いとか、スタンスが方向を向いていないなどアドバイスが多く出るようになった。一応素直に聞くようにしているが、わずらわしいときもある。

 

てなことで、タイトルの「兎角この世は住みにくい」いう気持ちになってしまった。

でも、絶対に上手くなぞ・・・・・

 

この間のゴルフで、テレビで放映されているアマチアのゴルファーとプロが対戦する

ゴルフ番組で、亡くなった女優の夏目雅子さんの弟で小高プロとアマチアが対戦した

番組が放映された。対戦したニ人はゴルフのスタイルが対照的でアマチアはコンパクトのスイングでフアーウエイをキープ。手堅くスコアをまとめる。

高プロは豪快なスイングでボールは隣のコースに行ったりしていた。

その時に小高プロが言った言葉があり、それは「私のゴルフには置きにいくというのは

無い」と言っていた。その言葉を胸にきざんで今回プレーをしてみた。

ゴルフやって50年以上なるが初めてと言ってよいほどクラブが振り切れていた。

フニシュでクラブが背中に当たる感じが得られた。

 

スコアーは悪かったがスイングに於いては気持ちの良い一日であった。

ゴルフを楽しむのはスコアーだけではないような気がしてきた。

 

                    以上